『ノウイング』

2009年　アメリカ（122分）
監督：アレックス・プロヤス
出演：ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー

50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ（チャンドラー・カンタベリー）。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン（ニコラス・ケイジ）は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。

特に観るつもりのなかったこの映画。監督があの名作「ダークシティ」のアレックス・プロヤスと知って、急遽観にいくことにしたのですが、残念ながら期待には応えてくれず…。

オカルトっぽく始まる序盤は展開もスピーディで、予告編でもアピールされていた映像のインパクトは充分。少しずつ謎が明らかになっていくあたりまではなかなかいい感じ、と思って観ていたら後半は急激に失速。ラストの展開は、意外な結末にしようと思って考えてみたけど何も思いつかなかったからとりあえずこれで、みたいなとにかく酷い落とし方。いまどきのSFでそんな安易なオチはないでしょう、SFやるんならちゃんと最後までやってくださいよ。