『REC』

2007年 スペイン(77分)
監督:ジャウマ・バラゲロ
出演:マヌエラ・ベラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ


レポーターのアンヘラ(マヌエラ・ベラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『クローバーフィールド』といった映画でおなじみになった、手持ちカメラの視点で描くPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観撮影)の手法を用いたパニック・ホラー。

取材に来ていたテレビ局のスタッフが巻き込まれたという形になっているので、なぜとんでもない状況になっても撮影を続けるのかという疑問は一応クリアされているし、終始緊張感が途切れることなく、ショックシーンが次々に襲ってくる、なかなか怖いホラー映画に仕上がっていました。

この手の映画はどうしてもラストがそうなっちゃうんだよな〜、という結末になってしまったのがちょっと残念ですが、全体的にはけっこういい出来だったと思います。