爆笑オンエアバトル 第11回チャンピオン大会ファイナル

ギャロップ「サッカー」(622KB、8位)
前半のフリを後半に活かす構成はよく考えられていたし、中盤以降そこそこ盛り上がりもあっていつもどおりの安定した内容だったとは思いますが、勝負ネタとしてはいかにも弱い。爆笑するところはなかったです。


フラミンゴ「ボーカルの滑舌が悪いロックバンド」(526KB、9位)
設定はベタベタながら、けっこう面白いと思ったんですが、思いのほかKB数が低かったですね。ストーリーをしっかりつくった分、笑いどころが少なくなってしまったのが原因かもしれません。


トータルテンボス「イタリアンレストランの店員」(1034KB、優勝)
ギャロップあたりと比較すると、やはり一つ高いレベルで安定していますね。新ネタとはいえ、見たことのあるようなボケがちらほらあったのはちょっと残念でしたが、結果としては格の違いを見せつけた形になりました。


我が家「野球拳」(350KB、11位)
ボケがあまりにも単調だったのが…。ただ、ちょっとKB数が低すぎる感じはします。通常回だったらオンエアされるレベルじゃないでしょうか。


流れ星「焼き鳥屋」(734KB、7位)
良くも悪くもいつもどおり。「ボケがせまい」というツッコミがありましたけど、それが彼らのスタイルなんですよね。きっと自分たちでもわかっているように、タイプ的に優勝を狙うのが難しいコンビだとは思います。


ななめ45°「お見舞い」(758KB、6位)
ここにきて車掌ネタでも、うまいこというネタでもなく、まったく違うパターンで勝負してきたのは高く評価したいところ。なかなか奥が深いです。内容はちょっと東京03みたいな感じで、地味ですがよく考えられていてよかったんじゃないでしょうか。


アームストロング「空手部の紹介」(510KB、10位)
大きな舞台だからといってことさら力むことなく、いつもどおりのゆるい雰囲気でやりきったのはよかったと思います。ゆるいだけじゃなくて、意外ときっちり計算しているところにも好感。


パンクブーブー「陶芸家に弟子入り」(806KB、4位)
ハイレベルで面白いのは間違いないんだけど…。まあ、好みによるところが大きいかもしれませんが、チャンピオンになるにはもう一つ突き抜けるものがほしいところです。


ハマカーンハンマー投げ」(786KB、5位)
これはいいんじゃないですか。これまで見たハマカーンのネタの中で一番面白かったです。流れをつかむまで少し時間がかかってしまったのが悔やまれるところ。けっこう毒舌がきつくて危うい感じもしましたが、会場受けは悪くなかったようですね。


タイムマシーン3号「妹と同居」(966KB、2位)
本人たちとしては、これ以上ないぐらいの出来だったみたいですね。チャンピオンになりたいという気迫は充分に伝わってきました。ただ、それだけに少し考えすぎている部分があったかもしれません。もう少し単純でもよかったような気もします。


超新塾「手術→点呼」(814KB、3位)
いつも以上の勢いに加えて、少し捻ったボケも盛り込んで、チャンピオンを獲るためのネタに仕上がっていたと思います。単純にネタの面白さというだけなら、チャンピオンになってもおかしくないレベルでした。ただ、どんなに内容が素晴らしくても、彼らの芸風はチャンピオンにふさわしくないと考える人が一定数いそうな気がするのが難しいところでしょうね。



個人的な評価としてはトータルテンボス超新塾タイムマシーン3号の争いかなという印象。タイムマシーン3号に勝たせてあげたいような気もしましたが、結果はトータルテンボスの連覇となりました。

4月からオンエアバトルは1時間枠、15組中7組オンエアの月1回放送となり、これに加えて10組中上位3組がオンエアバトル挑戦権を獲得する爆笑トライアウトが開始されるとのことです。チャンピオン大会に出場したメンバーは、出場回数が20回を超えるところも多く、番組卒業となる組もけっこうありそうなので、来年度のオンエアバトルはいろいろな意味で大きく様変わりしそうですね。