『エリザベス』

1998年 イギリス(124分)
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェットジョセフ・ファインズジェフリー・ラッシュ


カトリックプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う…。

この映画はなんといってもケイト・ブランシェットが素晴らしいですね。当時はまだそれほど有名ではなかった彼女ですが、容貌ひとつをとってみても、これ以上エリザベスにはまる女優は思いつかないですし、女性としてのゆらぎと強さをあわせ持つ難しい役柄を見事に演じていると思います。エリザベスの側近ウォルシンガム卿を演じたジェフリー・ラッシュをはじめ、その他のキャストもよかったんじゃないでしょうか。続編も期待大です。