W杯アジア最終予選 日本 VS ウズベキスタン

【日本】
 GK 楢崎正剛
 DF 内田篤人田中マルクス闘莉王中澤佑二阿部勇樹
 MF 香川真司(→77′稲本潤一)、長谷部誠遠藤保仁中村俊輔
 FW 大久保嘉人(→63′岡崎慎司)、玉田圭司(→82′興梠慎三
 (得点 玉田圭司 40')


ウズベキスタン
 (得点 シャツキフ 27')

最終予選2連敗中で、グループ最下位のウズベキスタンをホームに迎えての一戦は、痛恨のドロー。日本にとってはまだ2戦目なので、数字の上では大騒ぎする状況ではありませんが、内容的には明らかに上回りながら勝ちきれない試合が続いているのはいやな感じです。


試合全体としては、そんなにひどいというほどでもなく、だからといって良かったわけでもなく、なんとなくつかみどころのない印象でした。
失点の場面は闘莉王のミスというよりも、彼の体調不十分とちょっとしたアンラッキーが重なってしまったところを、きっちりウズベキスタンにつかれてしまった感じ。右SBの内田は攻撃力を買われての起用でしょうから、守備面でのバランスをとることが重要な役割であるはずの阿部のサイドから失点してしまったところは問題かもしれませんが。
攻撃面では相変わらずボールを支配しながらも、なかなか得点できず、結局玉田の1点のみ。決定的な場面を得点につなげられなかった内田のミスもありましたが、気になったのはやはり監督の人選でしょうか。どうしても得点がほしい場面で、きれるカードがほとんど代表経験のない岡崎、興梠しかいなかったのは、やはり厳しかったのでは…。少なくとも闘莉王をあげてパワープレーに出るなら、あわせて巻も投入できた方が効果はあったと思うんですけど。それも含めて、なんというのか、いざというときに大きく軌道修正しにくいメンバー選考なんですよね…。
そういえば、ボールをまわしやすくするため、芝を短く刈って水を撒いたせいで、逆に日本にパスミスが連発したとういような記事を見ましたけど、まあよけいな小細工はしないほうがいいということでしょう。


なんだかんだいっても2戦を終了して、1勝1分の勝ち点4は充分想定の範囲内。次戦は今のところ当面のライバルとなりそうな、カタールとのアウェイ戦ですので、少なくとも勝ち点1をとってきてほしいところです。