『間宮兄弟』

2006年 日本 (119分)
監督:森田芳光
出演:佐々木蔵之介塚地武雅常盤貴子沢尻エリカ


兄・明信(佐々木蔵之介)と弟・徹信(塚地武雅)の間宮兄弟は、マンションで2人暮らし。一緒にご飯を食べ、野球観戦で熱くなり、ビデオを観ては涙する。もういい大人の2人だけれど、仲の良さは子供の頃と全く同じ。いや、むしろ人生を共にしてきた太い絆の分だけ、さらに仲良くなっているかも。ある日、彼らは行きつけのレンタル屋さんの店員、直美ちゃん(沢尻エリカ)と、徹信の務める小学校の依子先生(沢尻エリカ)を誘ってカレーパーティーを開くことを決意。頑張って彼女たちに声をかけるのだった。

江國香織の同名小説を映画化した作品。
兄弟の日常生活に起こった、ほんのささいな出来事を描いただけの映画なんですが、こういうの好きですね。いろいろあったけど、結局映画の最初と最後で兄弟2人の生活はなにも変わっていない、でもそれもまた人生、という感じの優しい視線がなんとも好ましい。欲を言えば、もう少し女性陣を丁寧に描写してほしかったというところはありますが、映画を見てほっと安心したいときには是非おすすめの傑作です。
(全くの蛇足ですが、それにしてもこの作品の沢尻エリカはかわいいですね。この頃から、プライベートでは今みたいな雰囲気だったんでしょうか。もしそうだとしたら、それはそれですごい女優さんだと思いますが…。)