『パズル』 最終話

【あらすじ】
今村は、ゆうこに頼まれて、無人島での宝探しツアーに参加するための暗号を解くことに。聞くと、その島には、昔海賊が隠した宝が眠っているらしく、暗号を解いてそれを見つけた者には、宝の一割が贈られるという。話を聞きつけた鮎川は、またも今村、神崎、塚本の3人を引き連れて、ツアーに参加する。

無人島に到着すると早速、島の主を名乗る島袋という男が宝探しの説明を始める。島袋は室町時代に暗躍した海賊の末裔で、自宅の蔵から宝のありかを示した古文書を発見したらしい。しかし、一人では広い無人島を探しきれないため、参加者を募って財宝を見つけようと考えたのだという。(公式HPより)

最終回だからといって特にいつもと変わりなく、グダグダのままで終わってしまいました。今まで何度もありましたが、今回もまた「なぜその犯人が招待客のなかに入っているのか?」という、そもそもの部分が説明されないという致命的な問題点が残ったまま。ドラマの流れも毎回同じようなパターンで、特にミステリー的に捻ることもなく、くだらない暗号と無理矢理なダイイングメッセージのオンパレードで、残念ながら最後まで期待はずれのままでしたね。
舞台設定とか道具立てはいい雰囲気で、毎回予告編を見ると面白そうだなと思うのですが、本編は残念な内容。結局その繰り返しを抜け出すことができませんでした。テレビ朝日は『トリック』のヒットで味を占めたのか、『時効警察』『キミ犯人じゃないよね?』『パズル』とミステリードラマを連発してますが、全体的には段々とレベルが下がってきている印象。ミステリーをやってくれるのはありがたいのですが、設定や雰囲気だけでなく、もう少し謎解きを中心にミステリーとしてきっちり作りこむことを考えてほしいところです。