キリンカップ 日本 VS コートジボワール

親善試合ではいつものことながら、コートジボワールドログバ、カルーらの主力が来日せず、コロ・トゥーレも負傷でベンチスタートとなりました。日本は玉田、大久保のツートップ、海外から戻った松井、長谷部がスタメンで出場し、負傷の内田、安田に代わって右SBに駒野、左SBに長友を起用してきました。

前半開始から積極的に飛ばしていた日本。ワンタッチプレーを意識したパス回しで、たびたびコートジボワールゴールに迫ります。6分には左サイドを抜け出してきた長友のクロスに、大久保が飛び込むもわずかにとどかず。15分CKから大久保のシュートは、枠を捉えるもディフェンダーに掻き出されてしまいます。20分スルーパスで右サイドに抜け出した長谷部がクロス、先にゴール前に走りこんだ大久保がディフェンダー二人を引きつけると、ファーサイドでフリーになった玉田がダイレクトボレー!これが見事に決まって日本が先制します。

とここまではなかなかいいサッカーを見せてくれた日本代表ですが、少し飛ばしすぎたのか徐々にペースダウン。最初の出足が遅れだし、ルーズボールをひろえなくなってくると、逆にコートジボワールがリズムに乗って攻めてきます。コートジボワールの強いプレッシャーに押されてパスミスが増え、単発の攻撃しか出来なくなる日本。後半はかなり押し込まれる場面が多くなりましたが、中澤・闘莉王を中心になんとかしのぎきって1-0で勝利をおさめました。


代表初出場となった長友はなかなかよかったですね、スピードをいかして攻撃参加し、守備面では体格で劣勢に立たされながらも臆せずプレーできたいたのではないでしょうか。また、CBは本職の中澤・闘莉王が並んで安定感は増したように思います。右SBに入った駒野は、加地が代表引退を表明したことで、このポジションの一番手だと思いますが、今日の内容は今一つでした。

今野は守備面で危ないミスが多く、バックパスを狙われるところも目立ちました。長谷部は得点シーンのクロスは見事でしたが、組み立ての中でパスミスも多かったように思います。遠藤はちょっとお疲れでしょうか。少し休ませてあげてほしい気もします。松井も序盤は良かったですが、こちらもシーズン終了後の疲れがあるのか、その後は消えていました。

大久保はよく動き回って守備でも貢献していましたが、やっぱり得点を決めてほしいです。香川は出場時間が短く、劣勢の場面でしたのでほとんど見せ場なし。こちらは次戦に期待というところでしょうか。