J2第4節 C大阪 VS 仙台

【J2:第4節 C大阪 vs 仙台】レポート (J'sGOAL)


前半は完全にセレッソのペース。開始早々から積極的にミドルシュートを放っていく姿勢が結果につながり、12分アレーが切り返してディフェンダーを交わしコースを狙ったシュートを放つとこれが決まって先制。その後も流れの中で何度も大きなチャンスがありましたが、決めきれず1-0で前半終了。前回のホームゲームとは異なり、選手の気持ちがこもったプレーも目立ち内容的には圧倒的に押していましたが、追加点が奪えなかったのがちょっといやな感じでした。


セレッソは前半飛ばしすぎたのか、後半に入ると今度は仙台が攻勢。流れを変えるため、後半15分過ぎにはカレカを柿谷に、柳沢を丹羽にそれぞれ交替しやや落ち着きを取り戻したように見えましたが、25分仙台のコーナーキックから失点してしまいます。その後は、至近距離からジェルマーノのフリーキックがポストにはじかれるなどセレッソもチャンスを作り、36分にジェルマーノがミドルシュートを決めて勝ち越し。ただ、得点にいたる流れの中で尾亦が負傷退場してしまい、すでに3人目の交代を終えていたためセレッソは残り10分ほどを10人で戦うことになります。仙台の猛攻で危ない場面もありましたが、なんとかしのいで2-1でホーム初勝利。連敗を2でストップしました。


最後はだいぶバタバタしましたが、昇格争いのライバルに勝利という結果が出たことでまずは一安心です。ただ、ちょっと気になったのが香川のプレー。左サイドでボールを持ったときに、尾亦の再三のオーバーラップをほとんど使わず、自ら中へ切れ込んで勝負というのが目立ちました。また、右サイドの選手が攻撃につまったときに左サイドへボールをまわすシーンはありましたが、左サイドの香川から右サイドへのボールの流れはあまりありませんでした。もちろん自ら勝負をかけることは重要だし、香川ならそこから得点につなげる確率も他の選手より高いかもしれません。ただ、攻撃があまり単調になりすぎると、実効性の伴わない王様プレーになりかねない危険性があるようにも感じました。まあ、現時点ではこのまま同じようなプレーが続くと、そうなってしまう可能性があるのではないかという程度なんですが…。


あとは尾亦の故障ですね。詳しくは続報を待ちたいですが、退場したときの感じだと少なくとも次の試合に即出場というのは難しそうに思えました。攻守で安定したプレーぶりを見せてくれていたので、サイドバックの選手層の薄さを考えても不安です。


次節は29日の土曜日、再びホームで岐阜戦。今日の勝利の勢いで連勝してほしいです。