『屋敷女』

2007年 フランス(83分)
監督:ジュリアン・モーリー
出演:ベアトリス・ダル、アリソン・パラディ、


クリスマス・イブの夜、出産を翌日に控えた妊婦サラ(アリソン・パラディ)の家に、黒い服を着た長い髪の見知らぬ女(ベアトリス・ダル)が忍び込んだ。サラが呼んだ警察も、何も知らない客も、女の手により死亡。巨大なハサミを手に襲い掛かってくる女を前に、理不尽な恐怖に包まれたサラは陣痛を起こしてしまうが……。

ほぼ最初から最後まで、残酷さを前面に押し出しとにかく痛さを感じさせる多彩なスプラッター描写のオンパレード。グロさの限界を追求し続けるかのような映画のつくり込みはなかなかお見事。残酷描写でモザイクがかかるのは久しぶりに見た気がします。

細かな部分にかなりご都合主義なところは見られるものの、この映画にそういったところを求めるのはちょっと違うような気がするので、個人的には問題ないレベル。ストーリーはあってないようなものと思っていたら、一応それなりのオチもありました。スプラッターが好きなら見て損はない映画だと思います。