『ウォーリー』

2008年 アメリカ(103分)
監督:アンドリュー・スタントン


西暦2700年の地球。宇宙に逃れた人間が残したゴミを、700年もの間片付け続ける“地球型ゴミ処理型ロボット”WALL・E(ウォーリー)。ある日、地球にイヴという名のピカピカのロボットが現れた。ずっと孤独だったウォーリーはイヴに恋をするが、イヴが宇宙船にさらわれてしまい……。

ピクサー映画はやっぱりうまいですね。前半は、アニメーションは見事だけど少々展開が遅いかなと思いながら観ていたのですが、ウォーリーが地球を飛び立ってからの展開は某映画へのオマージュも含め、非常にしっかりとしたSF作品になっていて好感を持ちました。

子供向けのアニメという軽めの意匠をまといつつ、実はけっこう重いテーマを扱っていて、大人でもじゅうぶん楽しめる、というよりも本当は大人向けの映画なのかもしれません。もちろん単純にエンターテイメントとして観てもクオリティの高い作品であることは間違いないと思います。