『スター・トレック』

2009年 アメリカ(126分)
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パインザカリー・クイントエリック・バナ


ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)が宇宙艦隊に入隊して3年。USSエンタープライズに乗ることに成功したカークだったが、船内のトラブルメーカーになってしまう。それが気に入らないスポック(ザカリー・クイント)は、カークを船から追い出そうとするが……。

これまでの「スター・トレック」の内容をあまり知らない(映画を1本観たけど、ほとんど覚えていない)ので、この映画単独での感想です。

派手な演出のアクションシーンが序盤からてんこもりで、いかにもハリウッド製SFアクション大作。既視感はあれど、映画館で観るのにふさわしい迫力ある映像でした。主人公のカークとスポックがぶつかりあいながら互いに認めあっていくという、若者の成長ドラマとしてもなかなか。カーク役のクリス・パインは今後もかなり期待できるんじゃないでしょうか。

欲を言えばSFとしてのこだわりがもう少しほしかったところ。観ている途中で、ラストと発端を強引につなげてループさせるみたいな終わり方になるのかな、とちょっと期待したのに普通に終わったし、そのわりにはタイムパラドックスの処理とか適当っぽいし…。まあ、いずれにせよきっと続編が作られると思うので、続きを楽しみに待ちたいと思います。