笑いの超新星 FINAL

笑いの超新星FINALは、ROUND1〜3を勝ち抜いてきたプラスマイナス、中山功太ギャロップジャルジャル銀シャリ天竺鼠の6組によって争われました。


天竺鼠「転校生の心からの『はい、喜んで!』」
トップバッターはさすがにきつかったかも。ほとんど一人で突っ走るネタなので、コンビでやる必要があるのかと思いつつも、どうやってタイトルにつなげてくるのか興味津々でした。優勝できるようなタイプのネタではないですけど、悪くなかったです。


中山功太時報
見せ方を工夫しているとはいえ、賞レースであるあるネタは苦しいところ。4分という時間が少し長く感じられました。


ジャルジャル「ズル休み」
執拗なまでの繰り返しと、シュールで強引な展開が持ち味のジャルジャルですが、今回は少しだけオーソドックスに寄ったややベタなネタで勝負してきました。ワンアイデアで押し切るのではなくて、それなりにストーリーとしてまとめてきたのは評価したいところ。他が勝手にこけてくれた感もありますが、ここでは実力上位を感じさせてくれました。


ギャロップ「時代劇」
予選でやった通販のネタをやればぶっちぎりだったと思うんですけど、同じネタの使い回しはダメという規定があるのか、本人たちがいやがったのか…。期待が大きかった分、今回は「ギャロップの勝負ネタ」として見ると少し弱かったように思います。


銀シャリ「ことわざ」
ここもギャロップと同じく、ネタのチョイスに失敗してしまった感じ。ROUND3では一皮向けたかと思わせてくれたのですが、まだまだあのレベルで安定するところまではいってないんでしょうね。


プラスマイナス「掃除機の訪問販売」
つかみ程度なら得意のモノマネを入れるのもいいと思うんですけど、ちょっと頼りすぎかなあ。賞レースなんだから、小手先の技に頼らずに勝負してほしいですね。



審査結果は次の通り。

1位:ジャルジャル 468点
2位:ギャロップ 463点
3位:プラスマイナス 460点
4位:銀シャリ 451点
5位:天竺鼠 434点
6位:中山功太 424点

ということで、ジャルジャルが最優秀新人賞を獲得しました。ただ、優勝したジャルジャルをはじめ、ギャロップ銀シャリあたりは明らかに予選の方が面白かったのが、少し残念でした。ネタの選択ミスなのか、質の高いネタが少ないのかはわかりませんが、今後もいろいろな賞レースに絡んでくる面々だと思うので、タイトルを狙っていくにはそのあたりも課題になってきそうですね。