J1・J2入替戦2ndレグ 磐田 VS 仙台

1stレグを1-1のドローで終えて迎えた2ndレグ。序盤から積極的な攻めを見せたのは、アウェイの仙台でした。前線からのプレスでペースを握り、サイド攻撃に活路を見出そうとします。24分仙台は梁のクロスがフリーのナジソンに渡る絶好機を迎えたものの、これをナジソンがふかしてしまい大きなチャンスを逃してしまいます。これに気落ちしたのか仙台は少しずつペースを落とし、徐々に磐田が試合を支配し始めると、41分高い位置でボールを奪った磐田は、前田のクロスを松浦が胸で押し込んで先制します。

後半25分にも仙台のCKの流れから、磐田はカウンターで再び松浦が抜け出し、ディフェンダーを振り切ると落ち着いてゴールに流し込み決定的な2点目。仙台はロスタイムに梁のFKで1点を返し、残り時間も猛攻を仕掛けたものの、時すでに遅く2-1で磐田が勝利。2戦合計3-2で磐田がJ1残留を決めました。

磐田は松浦様々でなんとか残留を果たしましたが、オフト監督は退任。前の選手はJ2というレベルでないのは確かだと思うので、組織的な守備の構築が課題になってくるのではないでしょうか。仙台はいい形をつくりながら、決定機を活かせなかったことが敗因ということでしょうけど、この試合に限ったことだけでなく、その辺がJ1との壁なのかもしれません。