『ダーウィン・アワード』

2006年 アメリカ(95分)
監督:フィン・テイラー
出演:ジョセフ・ファインズウィノナ・ライダー、デヴィッド・アークエット


元刑事の保険調査員マイケル(ジョセフ・ファインズ)は、ダーウィン・アワード対象者を保険適用外にすれば、年間2200万ドルの損失を防ぐことができると証明するため、アメリカ中のダーウィン・アワード対象者を探し出す調査へ旅立つ。変死担当の保険調査員シリ(ウィノナ・ライダー)をパートナーに、調査を進めていくが……。

最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞“ダーウィン・アワード”を題材にした映画。高層ビルのガラスは防弾仕様で絶対に割れないと体当たりしたら、見事にガラスが割れて転落死したり、ロケット搭載車で空に飛び出して山に激突死したりと、いろいろな死に様が紹介されています。
題材が題材だけに、基本的にはおバカなコメディにはなっていますが、保険業界に対する風刺が織り込まれていたり、調査を進めるうちにバカな死に方をした人たちにも尊敬の念がわいてきたりと、なかなか深いところも。この映画を見て笑っている自分も、いつか同じようにバカなことをしてしまうかもしれない、そんなことを考えさせられる作品でした。