『キミ犯人じゃないよね?』 第3話「麗しきダイイング・メッセージの彼女」

実力テストが翌日に迫った名門女子高で、海外留学を控えた英語教師・船橋純也(菊池均也)がハサミで刺殺された。現場には指紋もなく、計画的な殺人だったようだ。そんな中、現場検証に訪れた宇田川(要潤)は、死体のポーズに注目する。左手は親指と人差し指と中指、右手は親指と人差し指と小指…と、いずれも3本の指が立った状態。宇田川は「ダイイングメッセージなのでは?」と言うが、捜査主任・太宰(渡辺いっけい)に軽く流されてしまう。が、宇田川にはまだ引っかかる点があった。被害者が悶え苦しんで引きちぎったと思われるカーテンには血が付着。さらに、床の血痕は一部が直角に途切れていたのだ。(公式HPより)


このドラマでは宇田川が惚れた女性が犯人というのは、はじめから明らかなわけですが、今回はその設定を逆手にとるようなストーリーでなかなかよかったです。犯人であるはずの人物以外に、何人も容疑者が登場して、本当に真犯人はあの人なのか?と思わせる展開がうまいですね。この第3話の脚本は、1・2話とは違う方が書いているみたいですが、ありきたりな物理トリックなどがメインのものより、今回のように人間関係に謎があるようなストーリーの方が、面白くなる可能性は高そうに思います。