プレミアリーグ マンチェスターU VS リバプール

マンチェスターUのホーム、オールド・トラフォードは快晴。素晴らしい雰囲気の中で大一番を迎えました。マンチェスターUは前線にルーニークリスチアーノ・ロナウドギグスを配し、テベスはベンチからのスタート。対するリバプールフェルナンド・トーレスのワントップの下にジェラード、右サイドにカイト、左サイドにバベルの攻撃陣が先発しました。


前半10分までの間に、ルーニーがスルーパスなどで裏に抜け出し決定的になる場面が2度ありましたが、決めきれず。12分リバプールショートコーナーからアウレリオがシュートを放ちますが、枠に飛ばず。23分マンチェスターUフリーキックから、クリスチアーノ・ロナウドのシュートはポストにはじかれます。32分にはギグスのシュートをGKレイナがはじくものの危うくゴールラインを割りそうになりますが、なんとかかき出します。やや優勢に試合を進めていたマンチェスターUは、34分左サイドからルーニーがクロスをあげると、ゴール前にあがってブラウンがこれをヘディングで決め先制。今日のリバプールのGKレイナは、素晴らしいセーブも数多くありましたが、不安定なプレーも目立ち、このシーンはちょっと中途半端な出方になったかもしれません。先制されたリバプールですが、前半終了間際にマスケラーノが異議でこの日2枚目のイエローカードをもらい退場、さらに厳しい状況となってしまいます。


後半開始早々、マンチェスターUクリスチアーノ・ロナウドが、リバプールフェルナンド・トーレスがそれぞれ抜け出しビッグチャンスになりかける場面があったものの、得点にはいたらず。その後はマンチェスターUが圧倒し、ロナウドの至近距離からのフリーキック、ロングボール一発でルーニーが抜け出したシーンなど何度かあった決定機をいかせずなかなか追加点が奪えません。マンチェスターUは後半27分、アンデルソンギグスに替えて、テベスとナニを投入。その後もテベスロナウドと2度の決定的な場面もレイナが好セーブでしのぎますが、その直後のコーナーキックロナウドが今度は決めきり、ようやく追加点で2-0。さらに2分後にはナニのゴールで3-0とし、試合終了。


やはり、前半のマスケラーノの退場が大きかったです。リバプールは10人になってからもよく守っていましたが、攻撃ではほとんど大きなチャンスはなく、やはりこの相手に守るだけではどうしようもなかったですね。今後は4位確保と、チャンピオンズリーグが目標になってきそうです。


マンチェスターUは快勝で、2位との勝ち点差は5となりました。他の上位チームに比べ比較的故障者が少なく、ここぞという試合ではベテランを投入し、過密日程にもうまく対応している感じです。チャンピオンズリーグも含め厳しい試合が続きますが、それは他チームも同様。リーグ戦における現時点での優位は間違いないでしょう。