『ブロードウェイと銃弾』

1994年 アメリカ(99分)
監督:ウディ・アレン
出演:ジョン・キューザックダイアン・ウィースト、ジェニファー・ティリー


主人公のデビット(ジョン・キューザック)は若い劇作家。新作の上演が決まったまではよかったが、彼には次々と思いがけない問題が降りかかる。ギャングの顔役に演技力ゼロのショーガールを押しつけられ、主演女優をめぐる三角関係の愛に悩み、脚本のリライト騒動がおき、やがて殺人事件にも巻き込まれていく……。

ああ、これは面白い!冷静に考えると現実的にはありえないような設定なのですが、淀みなく流れるストーリー展開のおかげか見ている間は特に違和感もなく、俳優陣の魅力的な演技もあって素晴らしい傑作に仕上がっています。いつものアレン映画のようにニヤリとさせるだけではなく、真っ向勝負の大笑いを狙った上質のコメディ。ギャングの手下・チーチ役のチャズ・パルミンテリがいい感じ。