『さよなら、さよならハリウッド』

2002年 アメリカ(113分)
監督:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレンティア・レオーニトリート・ウィリアムズ


アカデミー賞に2度も輝きながら、すっかり落ち目になった映画監督のヴァル(ウディ・アレン)は、メジャー・スタジオの話題作の監督に抜擢される。しかしクランクインを控えた夜、ヴァルは心因性の失明状態に落ちいってしまう。

久しぶりに大作に抜擢された映画監督が、ストレスのため目が見えなくなってしまったにも関わらず、なんとかごまかしながら映画を撮り続けるというストーリー展開は、コメディにしてもさすがに少し無理があるかなと思いました。そこに目をつむれば、後はいつもどおりのウディ・アレン。長々としたセリフを軽快にまくしたてる相変わらずのアレン節とか、コントかというぐらいのベタなドタバタギャグの連発には大笑いさせていただきました。フランス映画を皮肉ったと思えるようなオチにもニヤニヤ。ウディ・アレンの映画は、やっぱり何度観ても楽しいですね。