FIFAクラブワールドカップ準決勝 G大阪 VS マンチェスターU
【G大阪】
GK 藤ヶ谷陽介
DF 中澤聡太、山口智、加地亮、安田理大
MF 明神智和、遠藤保仁、橋本英郎、ルーカス
FW 山崎雅人、播戸竜二(→88′寺田紳一)
(得点 山崎雅人 74'、遠藤保仁(PK) 86'、橋本英郎 89')
【マンチェスターU】
GK ファン・デル・サール
DF G・ネヴィル、R・ファーディナンド、ビディッチ(→70′エバンス)、エブラ
MF アンデルソン、ギグス、ナニ、スコールズ(→68′フレッチャー)、C・ロナウド
FW テベス(→73′ルーニー)
(得点 ビディッチ 28'、C・ロナウド 44'、ルーニー 75'、79'、フレッチャー 78')
いろいろな見方ができそうな試合ですが、とりあえず面白くて見応えがあったことだけは間違いないですね。スタッツだけ見れば、マンチェスターUのシュート18本に対してガンバは23本、ボール支配率でもガンバが51%と互角の内容であり、ガンバにとっては、ボールポゼッションすることが最大の守備だったと思うので、ある程度プラン通りに試合を進めることができたといえるのではないでしょうか。ガンバが守備的に試合を進めなかったことに対して、勝つための最善手を打たなかったという批判もあると思いますが、どっちにしても勝てないんだからとりあえず攻めておけという特攻隊的な考え方ではなく、わずかでも勝つ可能性があるのはどちらかと考えた上での選択だったと思います。
まあ、いくら面白い試合だったとはいえ、歴然とした実力差を見せつけられての完敗だったことは事実。高さ、速さ、GKの質どれをとっても大きな差がありましたし、攻撃面で唯一通用していた遠藤にしても、これに加えて一定以上の守備力がなければ世界のトップレベルとは少し距離があるような気がします。世界との差を痛感したガンバにはぜひとも来年もこの舞台に挑戦してもらいたいところですが、そのためにもまずは今回の経験を生かして、天皇杯制覇を果たしてもらいたいですね。