森島寛晃ラストマッチ

C大阪
 GK 山本浩正
 DF 前田和哉羽田憲司藤本康太
 MF 酒本憲幸濱田武、ジェルマーノ、平島崇香川真司(→89′森島寛晃
 FW 乾貴士(→85′古橋達弥)、カイオ
 (得点 酒本憲幸 63'、カイオ 64')


【愛媛】
 (得点 江後賢一 50')

モリシの最後の試合、行ってきました。

非常に寒い日でしたが、モリシの最後の勇姿を見るためかなりのサポーターが訪れていました。そして事前の報道どおり、モリシが今季最初で最後のベンチ入り。彼が姿を現したところで、早くも近くに座っていた女性は泣き出してましたが、実は私もけっこうやばかったです。


この試合に勝てば昇格の可能性を残していたセレッソですが、さらにトップコンディションにはないであろうモリシに出場機会を与えるためには、安心できる得点差という難しい課題が求められることになりました。

ここのところ好調のセレッソでしたが、さすがに責任感が重くのしかかったのか、ほとんどの選手がカチコチで、序盤から相手の愛媛FCに完全に主導権を握られてしまいます。それでもときおり攻撃に転じたときには、何度かビッグチャンスをつかみましたが、シュートが前半だけで2度もポストにはじかれるなど運も味方せず前半は0-0。

そして後半開始早々にまさかの失点。このときには、さすがにスタジアム全体が静まりかえってしまいました。しかし後半18分、酒本のゴールで同点に追いつくと、さらに1分後にはカイオがゴールを決めてあっという間に逆転。ただ、その後もなかなか押せ押せといかず、1点差のまま時間が過ぎて、このままモリシの出場はないのかと思われたロスタイム。ようやくクルピ監督が動き、モリシ登場!ほとんど時間はなく、ボールタッチも一度だけでしたが最後に彼の姿をピッチ上で見ることができて本当によかった。そして試合はそのまま2-1で終了。

ラストゲームを勝利で飾ったものの、3位仙台も勝利したためセレッソは4位。今年も昇格を逃してしまいました。最終盤の好調と、モリシ引退という大きな出来事があったため、なんとなくいい雰囲気でシーズンを終わったような気分になりそうですが、昇格できなかったことは痛恨の失敗です。来期はもはや同じ過ちは許されない状況だと思います。


試合後にはモリシの引退セレモニー。ここでもいろいろな出来事がありましたが、印象に残ったのは「背番号8」のユニフォームを香川に手渡したシーン。はたして香川は第2の「ミスターセレッソ」になるのか、それとも…。ほかにも書きたいことはいろいろあるのですが、うまくまとめられなくなってきたのでこのぐらいにしておきます。最後にひとこと、モリシ18年間本当にお疲れ様でした!