キリンチャレンジカップ2008 日本 VS UAE

【日本】
 GK 楢崎正剛
 DF 内田篤人中澤佑二寺田周平(→46′高木和道)、長友佑都
 MF 長谷部誠稲本潤一(→64′中村憲剛)、中村俊輔(→69′香川真司
 FW 大久保嘉人(→81′佐藤寿人)、岡崎慎司(→81′巻誠一郎)、玉田圭司(→56′興梠慎三
 (得点 香川真司 71')


UAE
 (得点 アルハマディ 76')

日本代表は前日のAFCチャンピオンズリーグに出場した浦和、G大阪の選手がメンバーに入っていません。攻撃陣は玉田をトップにおいて、その下に右から中村俊輔、岡崎、大久保を並べる形。序盤はいつもどおり好調にボールを支配し、特に中村俊輔、内田を中心とした右サイドからの攻撃が目立っていました。また、岡崎も積極的に動き回り、よくボールに絡んでおり特徴は充分に発揮していたと思います。ただ、いい形をいくつもつくっていたものの得点は奪えず、前半はスコアレスのまま終了。


後半に入ってもペースは変わらず、ボールは支配しながら得点できない状況が続きます。しかし玉田→興梠、稲本→中村憲剛中村俊輔→香川と選手交代によって前線が活性化し、前半以上に決定機が目立つようになってきます。26分、右サイドに流れた大久保のクロスを興梠がヘディングであわせるとこれがポストにはじかれ、さらにこのボールを受けた内田が折り返しのクロス、最後は香川が押し込んで、嬉しい代表初ゴールで日本がようやく先制します。しかし、リードしたのもつかの間、5分後にはUAEのカウンターからアルハマディがドリブルで持ち込んでゴール。後半のUAEのチャンスらしいチャンスは、ほとんどこの場面だけだったので、この失点は悔やまれるところです。
その後も猛攻を仕掛けた日本ですが、香川が二度の決定機をはずしてしまうなどチャンスはつくれど得点は奪えず、そのまま1-1のドローで試合終了となりました。


両チームの実力差はかなり明白であったにもかかわらず、勝利を奪えなかったというのは今後に向けて大きな不安材料です。遠藤がいないと、ボールが中村俊輔に集まりすぎてしまう印象があるのも相変わらずでしょうか。新戦力としては岡崎、興梠、香川がまずまずよかったですね。特に香川は短い出場時間の中で、3度の大きなチャンスに絡んだところは評価できると思います。さて、ウズベキスタン戦はどんなスタメンになるんでしょうか?