W杯アジア最終予選 バーレーン VS 日本
【日本】
GK 楢崎正剛
DF 内田篤人、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹(→78′中村憲剛)
MF 遠藤保仁、長谷部誠、松井大輔(→69′佐藤寿人)、中村俊輔
FW 田中達也、玉田圭司
(得点 中村俊輔 18′、遠藤保仁(PK)44′、中村憲剛 85′)
ワールドカップアジア最終予選がいよいよ開始。初戦はアウェイのバーレーン戦。日本は中盤に遠藤、長谷部、松井、中村俊輔を並べる攻撃的な布陣をとってきました。
日本はここしばらくの試合と同様に、前半は比較的好調なスタート。多少雑な感じもありましたが、ダイレクトパスを多用し積極的に前へ出て、バーレーンゴールに迫ります。すると18分、いい位置で得たFKを中村俊輔が見事に決め日本が先制。その後はバーレーンが攻勢に出てきたため、少し攻められる時間帯になりましたが、危なかったのは楢崎がはじいたミドルシュートぐらい。逆に前半終了間際にはCKの流れから相手のハンドでPKを獲得。これを遠藤が悠々と決めて日本の2点リードで前半は終了。
後半に入るとバーレーンに押される時間帯が続きましたが、なんとかしのいでいる間に相手が一人退場となり、日本にとっては非常に楽な展開に。ここから日本は再三チャンスをつくり、積極的にシュートを放つもののなかなか決めきれず。ようやく40分に交代出場の中村憲剛がミドルシュートを決め3-0とし、ほぼ勝負は決まったかに思われました。ところがここからディフェンスのミスが相次ぎ、あっという間に2点を失ってしまうという非常に嫌な展開。最後はバタバタしながらもなんとか逃げ切り、日本が3-2で勝利をおさめました。
後半40分まではほぼ完璧だっただけに、結果にはかなりがっかりさせられることになってしまいました。岡田監督が信頼を取り戻すいいチャンスだったと思うんですけどね。それでも、アウェイのバーレーン戦で勝ち点3が取れたことは大きな前進だし、最後まで集中を切らさないことの重要さも改めて認識されたはず。次のホームでのウズベキスタン戦は、内容・結果とも満足させてほしいところです。