北京五輪・女子サッカー準々決勝 日本 VS 中国

【日本】
 GK 福元美穂
 DF 近賀ゆかり池田浩美岩清水梓矢野喬子(→54′柳田美幸
 MF 安藤梢宮間あや澤穂希阪口夢穂
 FW 大野忍(→86′丸山桂里奈)、永里優季(→87′荒川恵理子
 (得点  澤穂希 15′、永里優季 80′)

女子サッカー・準々決勝、なでしこジャパンが中国を2-0で降し、初の準決勝進出を決めました。
前半15分という早い時間にコーナーキックから澤のヘディングで先制。この場面は他の選手がニアに相手選手を引きつけ、澤が動きやすい状況をつくりだしていました。おそらく練習していたパターンだと思いますが、それを実践できっちり得点に結び付けられるのは見事です。
そして前がかりになって攻めてくる中国に対して、前線からのプレスと素早いパス回しでペースを握り続け、後半35分には永里が追加点をあげて勝負を決めました。


女子選手が中2日で試合を続けるのは体力的に非常に厳しいものがあると思いますが、今日のなでしこジャパンは最後までまったくそれを感じさせない運動量を見せてくれました。前線から積極的にボールを追いかけ、ボールを持ったら素早い攻撃を仕掛け、FWはシュートを狙う。当たり前だけれどなかなかできないことを、今の彼女たちはひたむきなプレーで実現してくれています。
大会が進むにつれて試合内容が向上し、気力もますます充実しているように思えるなでしこジャパン。どうしても、ここまできたらメダルをと期待してしまいますが、まずは悔いのない試合をしてほしいところです。