EURO2008 スペイン VS ロシア

【スペイン】
 GK カシージャス
 DF セルヒオ・ラモスマルチェナプジョルカプデビラ
 MF イニエスタ、シャビ(→69′シャビ・アロンソ)、セナ、シルバ
 FW ビジャ(→34′セスク)、フェルナンド・トーレス(→69′グイサ)
 (得点 シャビ 50′、グイサ 73′、シルバ 82′)


【ロシア】
 GK アキンフェエフ
 DF アニュコフ、V・ベレズツキイグナシェビッチジルコフ
 MF セマク、ジリアノフ、セムショフ(→56′ビリャレトディノフ)、サエンコ(→57′シチョフ
 FW パヴリュチェンコアルシャビン

グループリーグ初戦のこの両者の試合では、スペインが4-1とロシアを降しましたが、その後はロシアも調子を上げ、準々決勝では好調オランダを3-1で破り、準決勝での再選となりました。

大雨の中始まった試合は、開始からややスペインのペース。右サイドのシルバとセルヒオ・ラモスを中心に効果的な攻撃を見せ、ロシアゴールに迫ります。今日のセルヒオ・ラモスは攻守にわたって非常に効いており、ロシアの左サイドからの攻撃をほとんど封じ込めていました。前半34分スペインはビジャが負傷、代わってセスクが投入されると、スペインの中盤にさらに厚みが出て、やや不調かと思われたトーレスも何度かいい形をつくります。

後半開始直後の5分、スペインはイニエスタが左サイドから早いクロスを入れると、走りこんできたシャビがこれにあわせ、きれいなゴールで先制。24分にはリードしているスペインが、シャビ・アロンソとグイサを同時に投入するという思い切った交代をしてきます。この交代が的中し、その4分後にセスクからのパスを受けたグイサがゴール。これで完全に勢いのなくなったロシアに対し、スペインは37分にもシルバがゴールを決め3-0。グループリーグに続いて、この試合もスペインがロシアに完勝しました。


ロシアはオランダ戦で体力精神力を使い果たしてしまったんでしょうか。山王に勝った後の湘北みたいになってしまったのかもしれませんね。
そしてスペインは完璧といっていい内容でいよいよ決勝へ。ビジャの負傷と、それほど好調には見えないトーレスの状態がちょっと気になるものの、ほぼベストメンバーで決戦に望めそうです。勝負強いドイツ相手に難しい試合になるのは当然ですが、あまり守備的にならず、見ていて楽しいサッカーを期待しています。